[28] 【考え方】パラメーターの相互関係について
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- 日時: 2013/05/07 21:48
- 名前: キッド
ID:2ImLl692
- 1つの記述で複数のパラメーターを設定したり、パラメーター同士に関連性を持たせたりすることについては、良い場合と悪い場合があります。
良い場合というのは、それぞれが攻防の役割を担っているなど一緒にしても互いの性能に支障が出ない場合です。
例えば「士気」です。
士気というパラメーターは命中率と回避率を高めるものですが、これはコマの機能として命中率=攻撃用・回避率=防御用ということで、それぞれの機能が独立していて両立が可能なので一緒に運用しても全く問題が無い一つの例です。
これに対して、悪い場合というのは相互に関連性を持たせた場合どちらかの性能に支障が出る場合です。
その例が攻撃力と射程距離です。
何故かというと【『攻撃という行為』を達成するために必要な能力=射程距離】であり、攻撃力を発揮するためには射程距離に入っていることが前提、すなわち【射程距離が無くては攻撃力は無効】という関係が成立しています。
故に、「射程距離」が無いことは「攻撃力」に支障が出ると言えます。
これを踏まえると、攻撃力以下の射程距離しか設定できない、攻撃力が減ると射程距離も減るという相互関係があることによって何が起こるかわかると思います。
すなわち、攻撃力が減ると射程距離も一緒に減っていくので、【射程距離が無いために、攻撃力という能力を独立して生かすことが出来ないようになってしまう】という事が起こるのです。
では射程距離と攻撃力を完全に独立して設定できるようにした場合、どうなるでしょうか。
この場合は、攻撃力が減っても射程距離は減らないので【射程距離・攻撃力それぞれの能力を独立して生かすことが出来る】ということになります。
それぞれの能力を完全に生かすことが出来るようにしなければパラメーターの価値はとても低くなってしまいます。
パラメーターの相互関係を考える際には、どちらの能力も独立して発揮することが出来るという事をまず前提条件として考えてください。
以上。
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